この度はご覧いただき、ありがとうございます。
自作の糸ドライブ方式のレコードプレーヤー になります。
DD、ベルト、リムドライブといろんなプレーヤー を使用してきましたが、また違う特徴を持ちます。
無音パートは静かで、音が鳴ると非常に輪郭がハッキリとした明瞭な音質です。
気に入っているプレーヤー ですが、置き場の関係から手放します。

1960年代のラジオ技術の製作記事を参考に作りました。
以下のポイントは当時の手法、記事内の完成理想を参考にしたものです。

・ターンテーブルはリムドライブ方式のKS Music Master
の物を使用。
・キャビネットとドライブユニットを別個にするのが理想であるとの当時の記事から木材にて別個作成。
・モーターユニットはベタ置き、ネジ止めのみの固定ではなく、脚にてケースは浮かせ、モーター本体はゴムブッシュにてフローティング。
・ターンテーブルは金属製脚にて四点支持。

また以下は改良、アレンジした部分です。
・12VDCモーターによる制御(12vアダプター電源ではなく、トランス、ダイオード整流による電源回路です)
・当時は回転切り替えはプーリー位置変更方式だったものを
トグルスイッチでの回路切り替えに変更。
・トーンアームはDenon DA-305(多少ガタありますが、トレースには問題ありません。)
・パイン集成材くり抜きによるキャビネット。
・糸長および使用ゲージ、テンション感とは個人研究にて変更
・軸受にスクワランオイル使用

自作の糸プレーヤーで言われる起動時のトルク不足はなく、
回転はすぐに立ち上がり安定します。
また回転ムラ、ワウフラッター、速度もストロボ観察、聴感上の両方にて問題ありません。多少モーター音はありますが出力ではピックアップしません。

速度調整は大まかにモーター裏のネジにて行います。
またユニットの位置をずらして細かなピッチ調整も可能です。
また一度設置して速度を合わせるとズレはほぼないです。

糸ドライブプレーヤーは重く、設置が大変なものが多い上、でも数十万円しますので自分のような一般人には興味はあってもなかなか手が届きません。
それなら作ってしまおうと作成したものです。メーカー製品と違い、仕上げが荒い部分等もあるかと思います。
ただ私感ですが、パッと見はなかなか綺麗にできております。

動作には支障なく、普通に使用できます。
おまけで使用中の糸、フォノケーブルはお付けします。

またアマチュアの自作品ですのでノークレーム、ノーリターンにてお願いします。到着時は使用方法、調整のサポートは致します。

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